まだ、教師で消耗しているの?

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京都アニメーション遺族の実名公表について

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こんにちは、masaです。 

 

 

8月28日、私は次の動画を見て、「京都アニメーション」の遺族の実名公表について初めて知りました。

youtu.be

Daigoさんの動画はいつもよく見ているのですが、この動画を見て、

 

「マスコミは本当にひどいな」 

 

 

と感じています。

 

news.livedoor.com

 

私はそれほどアニメはみませんが、「君の名は」を初めて見たときの衝撃があり、アニメの影響や力を感じています。

 

もちろん、京都アニメーションについては私も認知しています。

 

優秀なアニメーターが多数在籍していて、日本のみならず世界中からのファンを抱えているアニメ制作会社ですよね。

 

そんな京都アニメーションを襲った突然の悲劇に、私も言葉を失ったのを覚えています。

 

 

遺族の方は、本当につらく大変な思いをしているのに、なぜ「実名公表」がなされてしまったのか。

 

次の記事を参考に簡単にまとめてみます。

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

実名公表に至った経緯

  • 京都アニメーション側:7月22日、「プライバシーが侵害され、ご遺族が甚大な被害を受ける可能性がある」として、京都府警に対し犠牲者の実名公表を控えるよう書面で申し入れる。
  • 京都府警:8月2日、遺族の了承を得られたとして10人の身元を報道機関に提供。

 

 

えっ?遺族の了承を得られたって何?了承を得ること自体、公表することを前提で動いているように思えます。

 

 

さらに、

8月20日には、京都に拠点を置く報道機関12社でつくる在洛新聞放送編集責任者会議が、残りの25人についても速やかに実名公表するよう京都府警に文書で申し入れを行なった。 (記事引用)

報道機関が、「被害者遺族の実名を公表」するように京都府に要請?

 

おかしくないですか?なぜ家族を亡くした遺族の実名を公表するように要請しなければならないのでしょうか?

 

その理由は、Daigoさんの動画でも述べている通り、「メディアが利益を得る」ためです。

 

メディアのブラックさを感じさせる…ひどすぎる…

 

各メディアの実名公表に対するスタンス

以下は、上記で紹介した京アニ被害者の「実名報道」。テレビと新聞はどう報じたか

の記事を引用し、まとめています。

 

 NHK

 NHKはいち早くウェブニュースで25人の氏名を掲載。

実名報道についてのコメント:

NHKは事件の重大性や命の重さを正確に伝え、社会の教訓とするため、被害者の方の実名を報道することが必要だと考えています。そのうえで、遺族の方の思いに十分配慮をして取材と放送にあたっていきます。 

 

TBS

 「NEWS23」では、テレビ画面に氏名と年齢の一覧を並べる形で25人の氏名を伝えた。

 アナウンサーのコメント:

亡くなった35人の方、そのお一人お一人にかけがえのない人生があった。その人生には続きがあるはずだった。そのことを私たちは胸に、強く刻んで今後も取材を続けていきたい。そういう思いです。 

 

日本テレビ

25人の氏名や年齢とともに、どんな仕事に携わっていたのか、どんな夢があったのか、一言ずつ添える形で1人ずつ読み上げて丁寧に紹介した。

実名公表についてのコメント:

 NNNでは、多くの尊い命が奪われた今回の事件の真実性を保ち正しく伝えるため、そしてこの事実の重みを社会全体で共有するためには実名報道が必要だと判断しました。被害に遭われた方々やご遺族の方々のプライバシーに最大限配慮した取材、報道に努めてまいります。

 

フジテレビ

「FNN Live News α」では、25人の氏名と年齢をテレビ画面に表示したが、全員は読み上げなかった。特には実名報道の必要性についてもコメントはしなかった。 

 

テレビ朝日

25人の遺族の氏名を公表。遺族の方の会見を紹介したうえで、アナウンサーがコメントを残す。

 

「どうか皆様、これからも敦志が愛した京アニを応援してあげてください。そして石田敦志というアニメーターがこの京アニに確かにいたことをどうか忘れないでください」(石田敦志さんの父・基志さんが会見で訴えた言葉)。亡くなられた方のご家族、そして大切な方、皆さんこのような思いではないかなと思います。 

 

実名報道にメディアの闇を感じた

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今回は、教育にはあまり関係のない記事を記してみました。

 

この件に関しては、調べてみれば見るほど多くの矛盾を感じます。メディアの闇を感じる一軒でした。

 

新聞には、遺族の実名が掲載されています。遺族の方は、これによって大きな心理的負担を強いられるかもしれません。

 

これまでは、メディアの行う矛盾的行為に対して意見を述べる場というのが限られてきていますが、現在はテレビや新聞よりもYouTubeの力が大きくなってきています。

 

 

時代は、テレビや新聞などの「マスメディア」から、YouTubeやブログ、SNSなどの「個のメディア」へと変化していますね。

 

マスメディアの権力がこれ以上乱用されないことを、節に願っています。