【経験談】浪人を経験した私が語る 夏休みの過ごし方
こんにちは、masaです。
世間は夏休み、受験生にとっては「天王山」ともいわれるほど重要な時期となりました。
私は大学入試で失敗し、苦しい浪人経験をした一人です。浪人生にとっても、この夏はもう後がない夏。
精神的に大変な時期を迎えているはずです。
そこで、今回は私の壮絶な浪人経験をもとに、この夏をどのように乗り越えるか、というテーマで記していきます。
若いころの苦い経験は、必ず将来役立ちます。苦しいけれど立ち向かえ!と言いたい。
筆者の壮絶な浪人経験
私の壮絶な浪人経験を記していきたいと思います。
現役でセンター失敗
現役の時は、センター試験に失敗しました。
今思えば、各科目の基礎力が足りていなかったと思っています。
難しい問題ばかりに気が向いて、肝心の基礎をおろそかにしていた結果だったのだと感じています。
でも、当時の私からすれば、受け入れがたいものでした。
受験は残酷なもの。
そのように感じ、軽い「うつ」になったのを覚えています。
東京に上京して浪人生活
地元は群馬県で、浪人が決定した際に、「新聞奨学生」という制度に申し込みました。
1年間新聞配達の仕事を行い、寮生活をする代わりに、返済不要の奨学金をもらえる制度です。
その制度で、60万円ほどの奨学金をもらえたので、東京に上京して予備校生活を開始しました。
新聞配達の仕事は想像以上にハード。朝刊と夕刊両方を配達する必要があり、週6日勤務。
唯一の休みも、勉強付けでした。おかげで、身も体もボロボロ。年に3回ほど高熱を出したことを覚えています。
1年間浪人した結果
センター試験を乗り越え、何とか1年を乗り越えるはずでしたが、センター試験前日に高熱を出し、結果は散々たるものでした。
自己採点をしているときの自分を、今でも思い出します。
「この1年間、何をやっていたのだろう…」
激しく後悔しました。朝早くから新聞配達の仕事をして、予備校に通い、休日も勉強付けで1年間やってきたのに、まったく勉強の成果が出せなかった。
こんな自分が嫌になりました。
まさに、人生のどん底でした。
若いころの失敗の利点
そのような浪人経験をして、自分の希望する大学にすら行けず、大きな挫折を味わっていたのが10代のころでした。
でも、後々この失敗経験が大きな人生の糧になっていることに気づきます。
失敗はなるべくならしたくないのは当然です。
でも、生きている限り、必ずどこかで大きな失敗をします。
10代のころの失敗は、いくらでも取り返せますからね。
若いころに失敗する利点は、ここにあります。ましてや受験の失敗なんて、まったく問題にならないです。むしろ、1年かけて余分に勉強し、努力したことは本当に素晴らしい事。
受験で挑戦せずに安易な選択をするほうが大きな問題です。
なぜ「浪人経験」は貴重なのか
私は、「浪人経験」は非常に貴重なものだと思っています。なぜなら、
- 大半の人は「安直」な道を選ぶ
- 実力がないからと言って、努力することを辞め、第一志望を諦める
- そもそも大きなチャレンジをしない
からです。
日本人の大きな特徴ですが、「極端にリスクを恐れ、失敗を恐れる」からですね。
そして、こうなると今後ずっと、自分の身の丈に合ったことしかしなくなってしまうのです。
こんな生き方でいいのですかね?挑戦しない生き方で、自分自身に納得できますか?
そのような意味で、浪人生活は多くの人には経験できない貴重なことだと思います。ですから、私は浪人生を全力で応援したい。
夏をどのように過ごすべきか
浪人生にとっても、夏は勝負の時です。どのように過ごすべきかをまとめます。
- 時間を無駄にしない
- たまには気晴らしをする
- 1日ごとに計画&反省
どれも当たり前のことですが、一つ目から。
時間を無駄にしない
「時間を無駄にしない」ことです。とにかく1日1日が勝負。夏休みは、意外に短いです。
勉強できる時間はとことん活用しましょう。
たまには気晴らしする
とはいえ、毎日勉強漬けだと、気がめいってしまいますし、集中力は低下していきます。
たまには友達と遊んだり、一人でちょっとした旅に出てみたりするのもよいでしょう。
運動やスポーツなども効果的だと思います。
外を散歩してみたり、今まで行ったことのない場所へ行ってみたりすると、気分はリフレッシュされ、また勉強しよう!という気分になります。
気晴らしも重要です。
1日ごとに計画&反省
重要なのが、「1日ごとに計画&反省」です。
長期的な目標は大切ですが、1日ごとの短期的な目標を前日に作り、実行して、できたかどうか見極め、翌日の計画を立てるといったサイクルが効率よい方法です。
結局は1日ごとの積み重ねを、どれだけ継続できるかが最も大切です。1日ごとに計画を立て、実行しましょう。
そのほうがモチベーションも保てますし、集中力も上がります。
浪人生活をどのように乗り越えるか
さて、最後に浪人生活をどのように乗り越えるかについてまとめます。
- とにかく勉強するのみ
- 勉強するしか可能性は残されていない
当たり前です。
浪人生は、通常現役生よりもスタートダッシュが早い分、夏以降は現役生との距離は狭まっていきます。
初速のスピードを落とさず、現役生との距離差をなるべく縮めないように、とにかく勉強を続けましょう。
難しいかもしれませんが、浪人して勉強することの「楽しむ」精神があると、ゆとりが生まれます。
また、「失敗は許されない」と思わずに、安定した精神状態で勉強に臨みましょう。
1年余分に勉強できたことは、長い人生の目線で必ずプラスになるはずです。他の人には経験できないことを経験しているわけです。
仮に失敗しても、いくらでも選択肢はあります。今は苦しいかもしれませんが、必ず将来は明るい人生が待っていると信じて、気楽に勉強を頑張ってください。
まとめ
ということで、記事のまとめです。
- 浪人は貴重な経験 今後いくらでも取り返せる
- 夏は1日ごとに計画&反省 たまには気晴らしもOK
- とにかく勉強するのみ 失敗を恐れずチャレンジせよ!
浪人経験は、必ず後々の人生に「深い味わい」を生むと、私は感じています。
多くの人が経験できない苦くてつらい時期ですが、それを乗り越えれば、必ず明るい人生を送ることができます。
お金では買えない、かけがえのない経験です。
ですから、あきらめずに全力でチャレンジしてもらいたいと思います。
頑張れ、浪人生!