部活の練習は、長時間活動すればいいってもんじゃない
こんにちは、masaです。
2学期が始まり、テストの採点に追われ、疲労が蓄積しております。
昨日のブログに、そのあたりのボヤキを記しつつ…
帰宅後にTwitterを見ていると、次のような学校教育ネタを発見。
高校生や顧問の先生のがんばりは本当にすごいなと思うのですが、、、本当にこれほど長時間練習させてでいいのでしょうか(練習は放課後3時間、休日は7時間半)、ガイドライン無視ですし。新聞社にはそういう側面も報じてほしい。... https://t.co/yRw1j8zSaD練習は放課後3時間、休日は7時間半
— 妹尾昌俊(教育研究家) (@senoo8masatoshi) September 4, 2019
なるほど。記事を読んでみて、確かに賞を目指して努力することや、演奏を楽しんでもらうために奮闘することは素晴らしいと思います。
ただ、これを学校教育でやる必要性はあるのだろうか、と思ってしまいますね。
平日の練習が授業後3時間ということは、単純に終了するのが8時過ぎ。
休日には7時間半、ということは朝と昼に3時間ずつ…か。
学校の先生、大変すぎです!
私には、絶対に耐えられない働き方。というか、この辺りをマスコミが美徳化しているように感じてしまうのにも違和感を感じます。
部活動ガイドラインには、次のようにあります。
(詳しくは 文化部活動の有り方に関する総合的なガイドライン をご覧ください)
【3.適切な休養日等の設定】
- 学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。
- 長期休業中の休養日の設定は、学期中に準じた扱いを行う。また、(中略)文化部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度の休養シーズンを設ける。
- 1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休養日は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
ここに書かれているガイドラインには、明らかに沿っていないということですね。
練習時間は、長ければいいというものではないはずです。ここに書かれている通り、短い時間であっても「効率的に」活動することはできるはず。
このツイートのリプライにも、このようなコメントが。
平日3時間、土日7時間半。全国レベルの吹奏楽部なら少ない方です。平日は16時から21時まで5時間、土日は8時から20時まで12時間練習が当たり前の世界。
— Friz (@Friz2030) September 4, 2019
所詮「ガイドライン」という指標では、こんなものです。教師がルールを守らず、ルールを守る人が肩身の狭い思いをする。そしてそれを報じないマスコミ。当然、やりたがらない人は「やる気のない人」扱いでやらざるを得ない。ガイドラインが出ても何も変わりません。https://t.co/9gnC6mvp44
— 先生の労働環境が心配な柴犬 (@today_in511) September 4, 2019
考えさせられます。
私も、部活動を長時間生徒にさせたり、教員に負担をかけることには反対意見を持っています。
「学校の働き方改革」という形で改革を推し進めていても、実際には浸透することなく普段通りの長時間労働が残ったまま。
根本的に、学校の内部から変化させないと、現状は全く変わらないでしょう。
私は日本の学校教育に、本当に危機感を抱いています。