受け持った生徒が卒業 わたしの思いも語る
こんにちは。お久しぶりでございます。
しばらくブログを記していませんでしたが、
去る2月28日。
高校の卒業式が行われました。
3年間見守った生徒の卒業の時
高校1年の時から、持ち上がりで3年間見守り続けた生徒が、それぞれの道に向けてはばたく日。
それぞれの生徒は状況は違えど、最後は気持ちよく卒業していきました。
3年間の思い出を動画に
半年近く前から、卒業式の日に、3年間の思い出写真を動画にしようと考えていて、制作していましたが、
「そんなことあったなぁ」
と感慨にふけることも多々あり、
楽しみながら動画制作。卒業式2日前には徹夜を過ごしてしまいました。
結果、卒業式が終わり、ホームルームに戻ってクラスであいさつした後に、3年間かかわった生徒を集めて、動画を見せることができました。
思いのほか良い仕上がりでして、最もこだわったのが「音楽」。スピッツの「桃」という曲に合わせて、3年間の写真をまとめ上げました。
写真ごとに、生徒からは爆笑が起きたり、歓声が上がったり。保護者の方も含め、140人以上の方に楽しんでもらえました。
最後には、3年間のお礼と言葉を、担任から生徒と保護者へ伝え、解散。
卒業アルバムにコメントを残したり、写真を撮ったりと、最後の生徒との関わりを楽しんでいました。
生徒からの感謝、これが何よりも最高のプレゼントです。手紙をもらったり、直接声をかけてくれたり、様々な形がありますが、物をもらうよりうれしい。
生徒はこれから長い間、高校の思い出を持ち続けてくれるはずです。これが何よりも教員として働いてきたことのやりがいと言えます。
私自身も、高校教師を卒業
そしてわたしも、この高校で勤務するのも残りわずかとなりました。生徒とともに学校を卒業し、新たな人生を歩もうとしています。
このことは生徒には伝えていませんが、いずれ伝わることになるでしょう。
ところで、テレビアニメ「ラブライブ」のμ'sをご存知でしょうか。
彼女たちは、3年生が卒業するにあたり、μ'sを解散する決断を下したのですが、在校生がその後活動を続けたり、学校に何か残していくことをしませんでした。
μ'sは3年生を含めてμ'sであって、一人でも欠ければμ'sでない。
人の去り際の美学をこのアニメから学ぶことができました。
私も、卒業生に高校を退職することは伝えませんでした。卒業生が学校に戻ってきたら、実はすでに退職していたと知らされるのかもしれません。
あるいは、修了式の日に在校生に退職する先生を紹介されるため、それが兄弟や家族、友人を通じて知らされるのかもしれません。
そして、これから挑戦するものは、教育とは全く異なった分野です。
現在はライターの仕事を始めていて、さらにプログラミングの学習を通して、在宅でのエンジニアになりたいと考えています。
でも、教育の分野に少しでも貢献出来たらとも考えています。
4月からは、このブログのタイトルも変え、「教師から華麗なる転身ブログ」とでも題して、新たに記していこうかなとも考えています。