受験の失敗など、人生のかすり傷にもならない
こんにちは。masaです。
センター試験も終わり、私の勤務する学校でも自己採点、センターリサーチを行いました。
中でも私が指導していた生徒は、思うような点数が取れない結果となってしまい、
「国公立を受験するのはやめる」といった発言が出てきていました。
自信の受験の失敗から
私自身、高校、大学受験で思うような成績を出せず、失敗していた経験がありました。
特に、1年の浪人時代は、家庭が貧しく、予備校に通うための高額授業料を親に支払ってもらうことができなかったため、自分で新聞配達の仕事をし、給付型の奨学金を利用して予備校に通っていた経験があります。
そのような過酷な状態で浪人経験をし、見事に受験失敗(笑)
当時は、「この1年は一体何だったのだろう」と絶望に浸りましたが、
結果地元の大学に進学し、やりたいことではなかったものの、何とかその後の人生を方向付けることができて、今に至っています。
この私の経験から言わせてもらえば、
「受験の失敗なんてなんぼのもんじゃい!!」
といった感じです。
生徒のマインドをチェンジ
センター試験の結果が予想より悪く、生徒自身、国立大学への出願をあきらめかけていました。私はこのように声を掛けました。
「ここであきらめてどうする。これまで勉強してきたのは一体何のためだったんだ」
そしてさらに、
「受験で失敗することなど人生のかすり傷にもならない。むしろ、挑戦せずに安易な選択をするほうが、その後に大きな痛手を負う」
…と、ちょっとカッコよく言ってしまいましたが、これが私の本心です。
結果、生徒は自分のセンターリサーチをネット上で見て、
「やっぱり受けて最後まで頑張ります」
とメッセージを送ってきてくれました。
挑戦しないことが最大のリスク
私も振り返れば、受験は失敗の連続でしたが、今思えば、
「挑戦しないリスク」
のほうがはるかに大きいと思っています。
大学受験で挑戦するリスクはほとんどありません。
むしろ、挑戦せずに妥協してしまうことのほうが大きなリスクです。
社会に出てからも、大小さまざまな「挑戦」はあると思うのですが、
そこに思い切ってトライするのか、あきらめてしまうのか。
現在、私は教職員を退職するという大きなリスクを背負っています。
いや、リスクとは思っていません。
むしろワクワクします。
生徒たちとかかわるのもあとわずかな時間。
自分自身も、未知の世界へと挑戦していきたいと考えています。