数学のテストで成績が伸びない生徒の共通点【本質です】
こんにちは。masaです。
ブログ連続更新を続けています。1日の中でブログに充てる時間がない日が多く、日々大変な状況の中ですが、何とか執筆し続けています。
そろそろ勤務する学校では期末試験となり、テスト作成とも重なって、ますます時間の使い方が難しくなる一方…ここは耐え時ですかね💦
ということで、今回は学校教育で気づいたことを記していきます。
生徒たちはテスト範囲の問題で分からないところを質問してくるわけですが、成績が伸びない生徒の勉強の仕方には、多くの共通点があります。
その点について、まとめてみました。
テストで成績が伸びない生徒の勉強法の特徴
テストで成績が伸びない生徒の共通する特徴があります。
- 「解答」の解説を求める
- ノートには間違えた問題の解答を「赤ペン」で記入する
- 公式を「暗記」して、本質を理解していない
ひとつづつまとめてみたいと思います。
「解答」の解説を求める
これが一番多いと感じています。
- 問題集の「解説」に書かれている説明が理解不能で、それを質問してくる
こうして質問に来る生徒には、決まって次のように切り返します。
- まず、問題を見せてほしい
- 「解説」に書かれていることは、いったん無視せよ
そして、実際に問題の解説をすると
- なんだ、そんなに簡単なことだったのか!
とあっけにとられることが多いのですね。
圧倒的に、数学の本質がわかっていない証拠だったりします。
- 「公式」だと思い込んで、これまで暗記で乗り越えてきた
- どうしてその「公式」が使えるのか、根本が理解できていない
こういった生徒、本当に多いんです。ですから、質問する生徒には数学の考え方の本質を伝えるものの、それを真に理解して、活用する力となっているかは疑問です。
ノートには間違えた問題の解説を「赤ペン」で記入する
これも多いんですよね。
- 赤ペンで解説を丸写し
何の意味があるのでしょうね。赤ペンで解答を写したところで、手がつかれるだけです。
数学の問題を自分の力で解けるようにするためには
- この問題で問われているものは何かを把握
- 問題文から式を立てられる
- 式を正確に計算する
といった部分を訓練する必要があります。数学を苦手とする生徒は、最初の「何が問われているか」を正確に理解できていないことが多かったりします。
公式を「暗記」して、本質を理解していない
数学を勉強するうえで
- 公式を暗記する
ということは必要なことなのですが、いけないのは
- 公式を鵜呑みにする
ことです。
数学の問題を解くうえで、公式を使うなら「なぜその公式を用いることができるのか」まで考えなければなりません。
もっと言うなら、
- 公式のよりどころ・成り立ちを理解する
ところまでしっかり勉強してもらいたいところ。でも、ここまで勉強する生徒はほとんどいなかったりします。
きっと、他の科目の勉強や足りない時間の中で、効率よく勉強するために数学の学習に時間を当てられないのかもしれません。
どうすればもっと数学のテストで点数が取れるか
では、どうすれば数学のテストでもっと点数が取れるのか、ですが
- 時間がかかってもいいので、「なぜ」「どうして」を埋め合わせる
- その次に、圧倒的に基本問題を解く
- その次に、応用問題に取り組む
という方法がよろしいのかなと。そして、解いた問題を「他の人に解説できる」レベルにまでもっていくと、本物の数学力が付きます。
しかし、忍耐が必要です。
- 他の教科も勉強しないといけないのに、数学ばかりに時間を当てられない
それはごもっとも。でも、本物の数学の力をつけるなら、このことは避けて通れません。
- 教科書レベルの公式でも、「証明」まで理解する
- 「なぜ」このような式を立てられるのか、説明できるレベルまで理解を落とし込む
こういった地道な努力が、数学力をつけるうえで大切なポイントなのです。
まとめ
では、以上の記事をまとめます。
- 数学の問題を解くうえで「解説」を理解しても意味なし
- ノートに赤ペンで解答を写しても意味なし
- 公式を丸暗記しても意味なし
そして、数学力を磨くには
- 問題文から何を求めるべきかを正確に読み取る
- 問題文から自力で式を立てられるように訓練
- 「公式」など、どうしてそうなるのかを正確に理解
することが必要です。
確かに、数学の力をつけるのには時間がかかるかもしれませんね。でも、この時期に数学を一生懸命勉強し、一定の力をつけることによって、社会に出てからも
- 「数学」で鍛えた論理的な考え方や発想
は、必ず大きな武器になります。
周りの多くの人たちは、「数学が嫌い」だったり、「数学が苦手」ですからね。
中学・高校という貴重な時間の間に、数学力を鍛えることができれば、その後の人生も大きく変わること間違いなしです。一生懸命、数学を数学を勉強しましょう!