小学校のプログラミング教育 実施するならもっと手厚い支援を
来年度から小学校で導入予定のプログラミング教育。
早速、長崎で公開授業が行われていたようです。
小学校のプログラミング教育は、プログラミングそのものを学ぶというより、「論理的に思考する」ことを学ぶことを目的にしているといいます。
IT技術が発達し、ますますコンピューターリテラシーが求められる時代に変化していることに間違いないので、学校教育のこういった変化は望ましいもの。
一方で、プログラミングの授業は各学校の方針にゆだねられており、小学校の先生は、もちろんプログラミングの授業は経験が全くない状態でスタートします。
授業に時代変化の流れを導入するのはいいのですが、国として教育者の支援やマニュアルといったものが、手薄すぎるのではないかと思います。
完全に「放り投げ」、「丸投げ」状態。
「IT技術がますます発展している世の中だからこそ、プログラミング教育で、児童の思考判断力を高めましょう。じゃあ、あとはよろしく!」
みたいな。
小学校の先生の負担が増えすぎです。実施するなら、もっと先生たちへの支援や教育プログラムを手厚くすべき。
あるいは、小学校にも教科担当制を導入して、プログラミングを専門に指導する教員を配置してもいいのではないでしょうか。
なんでもかんでも小学校の先生に押し付けすぎです。児童生徒に、本当の教育効果をもたらしたいなら、その道のプロが教えるべきではないでしょうか。