まだ、教師で消耗しているの?

教師を退職してから、エンジニアに転職する現在進行形のブログです

まだ、教師で消耗しているの?

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教師を退職して、エンジニアとして新たな人生を歩もうとしています。

 

最近よく言われるのが、次のような言葉。

 

「教師を辞めて違う道を目指すのは、とても大きな決断だったね」

 

とてもありがたいです。

 

しかし、私のうちなる気持ちはだいぶ異なります。

 

今回はそのあたりをまとめてみます。

 

 

 

 

教師を退職しようと決意した理由

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一言でいうと、「将来性がない」からですね。

 

その理由を細かく分けていきます。

 

部活動で土日の休みが奪われる、苦痛

これは本当に深刻。特に、自分の経験のない競技の運動部になると、悲惨です。

 

大抵、高校の場合は4月と9月に、高体連の大きな大会がありますが、そのシーズンになると、土日休みは連続して奪われます。2週間以上休みなく、18連勤などという、労働基準法を完全に無視した働き方になってしまいます。

 

学校によって異なりますが、土日の試合引率における手当も、正直教師をバカにしているとしか思えないほどの金額しか支払われません。私の学校の場合、4時間以上勤務して、たったの1000円にしかなりません。

 

丸一日試合で時間が奪われて、1000円。今時ブラックバイトでもこんな低賃金ではありませんよ。

 

私はこのことに、6年かけて、じっくり憤りをため込んでいきました。

 

一斉指導の形の授業が無駄であると悟る

授業も無駄ですね。

 

いまだに一つのクラスに30人以上詰め込んで、一人の教師がチョークを使って長々解説するスタイルの教育をしていることが、無駄すぎです。

 

学校の授業が無駄であると気付いたのは、教師になって4年目くらいですかね。受験勉強のことだけを考えれば、学校の授業や予備校の授業、塾の講座を取らなくても、参考書だけで攻略可能だからです。

 

結局、本物の学力を培うのは、「自学自習」だけですからね。高額な予備校にお金払って授業受けても、自分の頭を使って勉強しない限り、何の意味もないのです。

 

それよりも、安価な参考書を一つ一つ仕上げていって、積み上げを継続していけば、合格できない大学はないはず。

 

最近はインターネット上で動画解説するものも増えてきて、YouTubeでも有益な情報を手に入れることができるようになってきました。完全に、日本の学校教育体制の崩壊が見えてきた、というところでしょうか。

 

努力しても、報われない世界

教師の世界は、どれだけ努力しても報われることはありません。

 

教師になりたての頃は、「教材研究が大事だ」とか、「授業をどれだけ大切にするかがカギだ」といった固定観念にとらわれていた気がします。

 

しかし、先ほども述べた通り、学校の授業が無駄であることをひとたび知ってしまうと、一気に教師としてのモチベーションはダウン。

 

無駄なことにどれだけ努力しても、生徒がついてくるわけでもないし、生徒の学力向上に貢献できるわけでもないのです。

 

さらに言うと、どれだけ授業に力を入れようが、部活指導に熱心だろうが、給料に反省されることはありません。むしろ、自分にとって最も大切な時間が、どんどんと浪費される。

 

逆に言えば、どれだけ授業をさぼっても、給料は下がらないのです。これはひどくありませんか?こんなことを続けていても、自分は成長しないし、教育の質は下がるばかりです。

 

この教育システムでは、生徒たちが一番の被害者。このことを、日本の教育は自覚しなければならないと思います。

 

エンジニアに転職しようとした理由

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プログラミングとの出会いでした。

 

YouTubeの動画がきっかけで、プログラミングがインターネット上で手軽に学習できることを知りました。

 

プログラミングというと、なんだか小難しいことを本で学ばなければならないと思って今いたが、現在はありがたいことに、初心者にもやさしいプログラミング学習サイトが充実しています。

 

その筆頭が、Progate。私もまずはこのサービスからプログラミングを学習しました。

prog-8.com

そして、2020年3月には完全に教師を引退し、4月からエンジニアとして働くことになりました。

 

全くの未知の世界ですが、新しい世界がそこには広がっているので、今からワクワクしています。

 

実務に必要なプログラミング言語や最低限のIT知識を、現在は学習中。そんな時にも、このProgateは役立っています。

 

 

なぜ、新しいことに挑戦するのか

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「成長できる分野に、身を置きたい」からです。

 

もっと言うと、「貴重な時間を搾取される働き方から、解放されたい」という強い動機もあるからです。

 

学校現場には、いまだに戦後の昭和のような空気が漂っていて、そこで働いている先生方には申し訳ないのですが、なんだか幸せそうではありません。

 

きっとそれは、人にとって最も貴重な資産である「時間」が、労働によって奪われているからだと思います。

 

 

プログラミングとの出会いから、私は教師の仕事から抜け出し、もっと時間を有効活用できる働き方を見つけ、そのために勉強する。

 

これって、何か特別なことかというと、そうでもありません。新しいことに挑戦するのは、ある意味自分にとって必然です。

 

このまま何も学ばずに、時間が奪われ、そこそこの給料しかもらえない人生は、喜んで放棄いたします。

 

 

これからの教育はどうなっていくか

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インターネットが教育を支配していくと思われます。

 

つまりこれは、教師が必要なくなるということです。

 

動画で一つの教科の講義を収録し、自宅でも閲覧できるような教育システムが必要になってくるでしょう。

 

  • 動画の授業を自宅でも視聴可能になる
  • 学校に在籍する教師が、原則不要になる

 

大学受験で合格することや、その他資格を取得することが目的なら、わざわざ学校に足を運ばずとも、インターネットを利用して勉強することは可能です。

 

裏を返せば、学校は大学受験に合格すること、その他資格を取ることを目的にした機関ではない、ということです。

 

ところが、どうでしょうか。現実は、塾や予備校が学校教育、ひいては大学受験を支配し、教育にお金をかけられる家庭なら、有利に事を運べるようなシステムになっている。

 

 

その流れに一石を投じるのが、インターネットなのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

ということで、長々と記してしまいました。

教師をしていて、やりがいを感じなくなってしまった方、部活動で時間を奪われ、心も体もボロボロな方に一言。

 

まだ、教師で消耗しているの?