人生で経験する「劣等感」が自分を大きく成長させると思う
教師を退職してから半年。現在は様々なことに挑戦しています。
ブログにプログラミング、そして将来独立したときに役立つであろう簿記の勉強。
今回は時々このブログでも記している、私の「失敗談」と「過去の経験」について、ここでも記していきたいと思います。
読者の方に、何かの参考になっていただければ幸いです。
- 人生の分岐点は、中学校時代の「劣等感」にあり
- 高校時代は勉強一筋 それでも壁を乗り越えられず、挫折
- 大学時代は自分探し 暗闇の中で見出した光
- 大学院時代は新たな挑戦 自分の生き方に葛藤する
- 教師時代は…
- これまでの過去を振り返るとわかること
人生の分岐点は、中学校時代の「劣等感」にあり
中学時代の私は、「劣等感」の塊でした。
- 勉強できない
- スポーツできない
- 体は大きく、気弱
こんな自分でしたから、当然ながら自分にも自信はなくて当たり前です。
しかし、人生の分岐点がありました。それが「劣等感」から生まれた感情。
当時、同じ柔道部員の中で成績トップの友人がいて、その姿に羨ましさを感じるとともにくやしさも感じていました。
その友人は勉強もできるし、柔道部の部長で、話も面白く、周りからの人気者。
一方で私は、勉強もできずにスポーツもできない、陰キャラで何もいいところが見つからず。完全に劣等感を感じました。
そんな感情から、「何か変えなければ!」と思うようになったのです。そして、行き着いた答えが「勉強する」こと。
今となっては、あの時「勉強する」ことに目覚めていなければ、その後の人生は歩んでいなかったように思います。それほどまでに、中学時代の経験は人勢のターニングポイントでした。
高校時代は勉強一筋 それでも壁を乗り越えられず、挫折
さて、高校受験は失敗し、滑り止めの高校に進学します。
ここでも、高校受験で失敗したことを糧に「大学は○○大学へ進学するぞ」とかなり具体的に目標を定めていました。
私が進学した高校には、周りは私と同じく公立進学校に進めなかった生徒がたくさんいました。いわゆる「特進クラス」というコースです。
高校3年間は勉強に明け暮れた日々でした。そして同じクラスには、かなり優秀な友人がいて、数学はいつも彼には負けていました。
その時にも「劣等感」を感じていましたね。
「自分なんてザコだ。まだまだ上には上がいる」
そして、現役時代に受験失敗。さらに、上京して浪人生活を送るも、そこでも失敗。
ココの時点で「劣等感」の最高潮を迎えました。
「上ばかり見て、結局自分は何もできない。情けない」
このように感じていたのです。
大学時代は自分探し 暗闇の中で見出した光
大学受験に2度失敗し、進学したのは自分が希望していなかった地元の大学でした。
教育学部の教員養成課程で数学を勉強することになります。
大学2年間は、授業は適当にさぼり、単位はギリギリの状態。他の大学へ転学しようかと本気で考えていました。
しかし、数学を勉強しているときに「これは面白そう」と思えた分野があって、それがきっかけで数学を研究したいなと。
それが「フーリエ解析」。工学部の先生が担当していた授業を受け、面白そうな話をしていて、興味を持ちました。
さらに、努力すれば、教育学部から理学系の大学院に進学することも可能であることを知り、大学3年生の教育実習以後、大学院進学に向けて数学を勉強しました。
周りの学生の大半は教員採用試験に向けて勉強していたので、自分一人だけ他の大学院に向けた勉強をしていたわけですから、不安はありました。
でも、何とか希望の大学院に合格でき、気持ち新たに新天地にて数学を研究することになったのです。
大学院時代は新たな挑戦 自分の生き方に葛藤する
大学院に進学する直前に、2011年の東日本大震災を経験しました。
大きなショックを受けたのを今でも鮮明に覚えています。
その時、私は葛藤をおぼえました。
「これだけ大きな震災があって、何の罪もない大勢の人たちが命をなくし、日本が大変なことになっている。それなのに、自分は自分のやりたいことをやろうとしている。こんな生き方でいいのだろうか。」
大学院に進学後、5月ごろに大学生を募った震災ボランティアで、東北の東松島に行き、震災の爪痕と影響力を目の当たりにしました。
そして、自分の無力感も感じたことを覚えています。
がれきの撤去や家財の整理は手伝うことはできるけど、現地の人々の家族を亡くした悲しみや、これからの生活に対する不安はぬぐい去ることはできない
事を実感。自分のために生きていても意味ないのではないかと、人生について考えさせられました。
教師時代は…
ここは、過去のブログに任せましょう。
現在は教師を退職し、非常勤講師をしていますが、教育はやっぱり楽しいし、やりがいはあります。
今後もどんな形であれ、教育には携わっていきたいと考えています。
これまでの過去を振り返るとわかること
さて、こうして過去を振り返るといろいろなことが見えてきます。
- その時その時を懸命に、必死になって生きてきた結果、今の自分がある
- 失敗や挫折などが自分を大きく成長させてきた
- 将来のことはわからない。今この瞬間を懸命に生きていく
その当時は将来のことなど考えず、とにかく一生懸命「その時」を生きてきたのだと思えます。
今では、自分でも想像していないような人生を歩んでいます。
そのことが過去を振り返るとよくわかる。
私の場合は「劣等感」が人生を変えました。降りかかった困難や苦難を乗り越えて、その経験が今の生き方に活かされている気がします。