【衝撃】定員1000人の教採説明会の残席が悲惨なことに…
こんにちは。masaです。
今回、次のような衝撃的なニュースというか、ツイートを見つけました。
衝撃。定員1000人で空席が800席超え。東京神奈川千葉でGW後半に開催される教員採用の説明会の状況。試しにHPを見てみたら、残800席と。調べればすぐに分かる。都県教委の皆さんは、頭を抱えているだろうなあ。受験者が超激減、こういう状況を生み出したのは自分たちであると知るべき。
— 新(職業としての教員) (@VtXV5Y8EeIcyB6I) 2019年5月2日
残り811件です(説明会会場1000席中)。教員のブラックさが浸透しつくした感があります。 pic.twitter.com/oDnMftbBua
— 新(職業としての教員) (@VtXV5Y8EeIcyB6I) 2019年5月2日
ここまで来ているのか、教員志望の減少…
今回はこの辺りを深堀しつつ、筆者の思いや教員の実情についてまとめていきたいと思います。
日本の教員は「定額働き放題」
以下の記事をご覧ください。
現在、日本中で問題となっている「教師の働きすぎ」問題。
もはやここまで来ると、若い有望な人材が教師になろうとすることをためらうのも不思議ではありませんね。
世の中の情報は、インターネットを経由してすぐさま手に入りますから、若い人たちもこういった流れには敏感です。
一番の被害者は生徒たち
以下の記事をご覧ください。
若い優秀な人材が教師を志さなくなると、以下のような無限ループに陥ります。
- 働き方がひどいので、教育から学生が遠のく
- 現場の生徒は、質の高い教育を受けられなくなる
- 結果、学校教育ではなく他の教育機関(塾・予備校)に教育を任せる
- 以下、これの繰り返し
さらに、次のようなツイートを見つけました。教育の世界で働くのがますます困難になる状況となっています。
文科省の方針がすごいぞ!
— 神原 楓@中学校教師 (@wakateowl) 2019年4月15日
・いじめを放置したら教師を懲戒。
・いじめ対応のためなら月100時間まで残業OK。
からの,
・教師に残業代は支払いません。
ねぇねぇ。
誰がこれから教師をめざすの?
この現状を見て、教育界の問題の根本原因が見えてきました。
問題の根本原因はここにあり
日本の教育界の根本原因は次の通りです。
ひとつづつまとめてみます。
文部科学省のやりたい放題の現状
教師になろうと思う人は、必ず学ぶ「学習指導要領」。
筆者が勉強していた頃には、
生きる力
を育てるべく、教員として力を注がなければならない、といった内容が書かれていました。
そもそもですが、「生きる力」を教師がどうやって指導するのでしょうか。レクチャーすれば、「生きる力」は育ちますか?
道徳教育を教科化すれば、「生きる力」は育つのですか?
総合学習を行えば、「生きる力」が身につくのでしょうか?
疑問しか残りません。
中体連・高体連の存在
教師を苦しめる多くの原因が「部活」です。
特に、運動部に所属する教師は、毎年決まった時期に部活動の大会に引率しなければならない現状ですが、ひどいのは
- 4月の最も忙しく、大変な時期に「インターハイ」が始まる
- 夏休みも大会で出張
- 秋には「新人戦」
といった感じで、学校現場の実情を無視した形で部活動の大会が開かれます。
これによって土日の休日はほぼなくなります。
現状、教師の働き方を見直す動きが出てきていていますが、中体連・高体連が存在する限り、教師の働き方に変化は訪れないと考えています。
中体連・高体連の存在は、今すぐ解体されるべきです。
今後の教育【将来の展望】
将来の教育の展望です。
- 学校に通わずとも、高校卒業認定できるシステムが発展する
- インターネット上で授業を受けられるようになる
インターネットで質の高い教育系の動画を見ることのできる時代となっています。
わざわざ学校へ行かずとも、自分の好きな時に、好きな教科や分野について勉強のできる「ホームスクーリング」という形態の教育に変化していくのではないか、と筆者は考えています。
または、学校教育が一変して、大人数の一斉授業から「少人数のゼミ」のような教育形態というパターンもありですが、日本の現状からして、この形はほぼないでしょう。
まとめ
今回の記事のまとめです。
- 教員採用試験の希望者激減 これは必然です
- 教師志望の減少 一番の被害者は生徒たち
- 教育界の根本原因を取り除かない限り、問題の解決にはならない
ということで、教師の現状から様々述べていきましたが、筆者は決して教師の仕事を否定しているわけではありません。
教師として他にはない面白さや利点もたくさん感じています。
しかし、その他の要素があまりにも悲惨すぎて、残念ながら日本の教員の働き方には未来はないと考えています。
これからの時代、教師の働き方は変化していかなければなりません。良い方向に進めばいいですが。