教師を退職する際に、「他人の基準」を考慮する必要なし
教師を退職するにあたって、周りの人を受けることがありました。
特に大きかったのが、「親」からの圧力。
これまで、私の生活全般に対して意見を言うこともなかった親が、仕事について、特に安定した教師という仕事を手放すときには、躍起になって阻止しようとしてきたのです。
気持ちもわかります。教師という仕事に対して、「安定」とか「社会的な立場」というものは、これまでの日本社会の視点からすればイメージされるものです。
でもどうでしょうか。近年の教師の働き方に対する見方は、非常に厳しくなってきています。時間外労働の常態化、部活動の問題、教育の質の低下など、労働環境は悪化していく一方です。
私は実際の現場に立って、時間をかけてじっくりと考え、無駄な働き方の多い教員人生を辞めようと決意しました。
しかし、それは親には伝わらなかった。
まあ、いいんです。親になんて言われようとも、自分の人生は自分で決めること。親のために生きるとか、親の名誉や尊厳のために、仕事をすることなど到底考えられません。
これからの時代、終身雇用とか、一生安泰な仕事は存在しなくなる。代わりに、個人の力で生計を立てつつ、時間労働にとらわれない生き方が一般的になる。
以下の動画は、参考になりますよ。
勘違いしている親が多い!?「本当の頭の良さ」とは何なのか【花まる学習会×堀江貴文】
また、教師退職に伴う、なんとも不思議な経験もあります。
正式に退職の手続きを行うときのこと。校長先生から言われた言葉です。
「両親に確認を必ず取って、了承を得てほしい」
このように言われました。
???
なぜ、退職に両親の同意が必要なの?頭の中は謎で満ちてしまいました。それくらい、教員の世界は「周りの目」を気にします。
仕事を退職しようと、周りの目なんて気にする必要ないじゃないですか。退職するのに、親の同意を得る必要があるなんて、おかしな話。
結局、あなたの退職に反対してくる人は、「自分の基準で物事を判断し、相手に考えを押し付けてくる」に過ぎないのです。
世の中の価値観に縛られたまま、ずっと苦しめられている人たちは多くいるのではないでしょうか。特に、子どものころから親の価値基準で育てられ、大人になっても働き方についてあれこれ意見を述べ、価値観を押し付けてこようとする。
たとえ親に退職を反対されたとしても、自分の生き方を貫くべきです。自分の人生を歩むのは、他でもない自分です。
教師から退職しようと考えているなら、「他人の基準」を考慮することなく、突き進むことをお勧めします。教師以外の生き方は、数えきれないほどあるからです。