紆余曲折の生き方を回顧する 人生タイムトラベルのススメ
こんにちは、masaです。
自分の人生を振り返ると、失敗だらけの生き方だったと思います。
そして、人生を逆順に振り替えると、自分の生き方の変化がわかるようになりました。
人は、気づかぬうちに成長しているものです。
今回は、筆者の人生を現在から過去にさかのぼる形で「タイムトラベル」。
現在の自分を形作る要素やきっかけが、いろいろなところに現れて面白い。
ということで、さっそく記していきたいと思います。
今現在の私
高校教員を退職した現在の私の思考は、次のようです。
- 雇われずに自分の力で生きていきたい
- お金は使うより、増やしたい
- スキルを磨き、時代の変化に対応していきたい
- 無駄な時間は極力避け、有効活用したい
特に、ここ数年で大きく変化した考え方は「お金の使い方」です。
自動車やその他の娯楽に多くのお金を使っていました。しかし、30代になってから、お金の使い方の考え方が一変します。
無駄なローンや娯楽に使うお金を極力減らし、自己投資や資産運用にお金を用いるような思考パターンになりました。
また、時間間隔も鋭くなりましたね。無駄な時間をなくし、勉強やブログ執筆など、将来の自分の生き方に直結するような時間の用い方をするようになりました。
これも大きな変化だったと思います。
2年前にタイムトラベル
さて、2年前の私を振り返ってみます。
- このまま教師の仕事を続けることに、疑問を持つようになる
- ブログで稼ぐ方法を知る
- 投資という考え方を知る
- 教師を退職する決意を抱く
教師を退職しようとしたきっかけは、「世の中には自分で稼ぐ方法がかなりたくさんある」ということを知ったためでした。
それまで、ブログやサイトを運営して、広告費やアフィリエイトで稼ぐという方法を全く知らず、ずいぶん感心していました。
また、投資という考え方も大きな変化をもたらしました。お金は「使うもの」ではなく、「増やすもの」という発想は、それまで実感がなかった考え方です。
このようなことを学び、教師を退職する不安は一気に和らぎました。企業や学校で勤務することだけが、収入を得る方法ではないと知り、退職を決意することができたのです。
6年前にタイムトラベル
ぐっとさかのぼり、6年前にタイムトラベル。当時は、こんな状況でした。
- 学生時代から目指していた教師生活をスタートさせる
- 1年目から担任を持たされ、苦労しながらも充実した生活を送る
- 多くのお金を、自分の好きなこと(自動車)につぎ込む
この辺りを振り返ると、現在の自分からして当時は「マネーリテラシー」が全くない事に気づかされます(笑)
好きな自動車も、就職と同時にローンを組んで購入しました。自動車自体は必要であったものの、借金をしてローンを組むと、いざというときに挑戦しずらい面もあります。
当時は若かったため、このような多少の無理も効いたのでしょう。現在ではこんなことをしようとは思いません。
多くの時間を仕事に費やし、消耗されつつも、好きなことにお金を使えるから、まあいいか、といった状況でした。あの時は若かったなぁと今では実感します。
8年前にタイムトラベル
さらに8年前にタイムトラベル。このときの私は23歳。
- 大学卒業直前、東日本大震災が発生。日本中が疲弊した状態に
- 大学院進学。被災した現地へボランティア参加
- 数学を研究し、同時に教師を目指す
当時の2011年には、あの「東日本大震災」が発生しました。私は関東出身のため、その影響を大きく受けています。
そんな状況の中、大学院に進学します。しかし、日本が悲惨な状況で、多くの人が苦しんでいるのに、自分は夢かなえるためにしたいことをしようとしている。
このことに大きな葛藤を覚えて、いてもたってもいられず、被災支援ボランティアに参加しました。この辺りは、書いていると長くなりそうなので割愛します。でも、そこでも多くの経験をしてきました。
数学を研究し、教師を目指すために必死に生きていた時期ですね。
12年前にタイムトラベル
さらにさかのぼって12年前にタイムトラベル。このときの私は19歳。
- 浪人して受験失敗。人生暗闇状態
- 自分のしたい事(機械工学を学ぶ)ができずに、人生投げやり
- 暗闇の中、数学を研究して教師になる目標を見つけ出す
この辺りが、現在最もつらく厳しい人生を歩んでいたと思っています。
浪人時代は東京で新聞配達生活。週6日で働き、休みの日も予備校とセミナー(渋谷で開講されている、「大学への数学」ゼミというもの)で勉強づけ。あの時は身も心もボロボロでした。
↓過去記事
これだけ大変な思いをしても、1年間の浪人生活が報われることもなく、自分を責めました。
- いったい自分は、この1年間何をやってきたんだろう
本気でそう考えていました。
行きたくもない大学と学部に進み、夢も希望もない、絶望人生でした。
しかし、大学入学後に始めた塾講師のアルバイトでは、数学を教えることが面白かったのを覚えています。
- 数学につまずいている子が、こんなにいるのだな
- 教え方一つで、子供はどんどん理解が早くなり、できるようになる
こういったことが楽しくて、今思えば、教員を目指そうと思う原点だったのかもしれません。
13年前にタイムトラベル
さらに13年前にタイムトラベル。このとき18歳の高校卒業時の私。
- 大学入試失敗。浪人決定
- 新聞配達で東京に上京し、予備校に入学することを決意
- 実家を離れて、浪人生活
人生の大きな挫折を味わったときです。
自分のことを、社会から大きく否定されたような気がしていて、「うつ」の状況が続いていました。でも、立ち直りました。
地元に残っていては、未来はない。上京して、厳しい環境に身を置いて、勉強しよう。
そう思って、親に負担をかけることができないために、新聞奨学生の制度を用い、東京での予備校生活がスタート。
ここからが、苦しい人生の始まりでした。
17年前にタイムトラベル
最後に、17年前にタイムトラベル。14歳(中学2年)の私。
- 中学1年生の学期末の成績の悪さに愕然。一念発起で「勉強しよう」と決意
- 親に自ら頼んで、塾に通わせてほしいと頼む
- 結果、高校入試は失敗。滑り止めの高校に進学
ここでも、失敗の連続でしたね。当時は中学生です。
体は大きく、運動は苦手。勉強もできるわけではなく、中学1年の学期末の試験の結果が悪すぎて、絶望したのを覚えています。
自分なりに考えた結果、部活動ではなく、何か他のことでもなく、「勉強したい」と思うようになりました。勉強だけが、唯一「悔しさ」を感じられる分野だったんですね。
その結果、親に自分から頼んで、「塾に通わせてほしい」と頼みました。
親に言われたからではありません。
自分の意志で、「勉強したい」と思い、行動に移したのです。
タイムトラベルしてわかった「人生ターニングポイント」
これまでの人生を振り返ると、すべての「ターニングポイント」はここにあったのではないかと思います。
自分の意志で、勉強しようと行動した
このことが、私の人生を形作ったすべてのきっかけのような気がします。
これがなければ、こんな人生歩んでいなかったはずですし。
振り返ると失敗だらけの人生で、それでも何とか前に進んだ結果、当時からすると想像することすらできなかった現在の人生を歩んでいる。
人生って、わからないものですね。
タイムトラベルをしてみて、改めてそのことを実感しました。
皆さんも、人生のタイムトラベルをしてみてはいかがでしょうか。
人は、時間とともに大きく成長していることが実感できます。
過去の自分からは想像もできないような自分自身になっていれば、ある意味「人生は成功している」と言えると思うのです。