生徒にも教員にも負担を強いる、学校の「宿泊行事」は時代遅れ
学校の宿泊行事について。
修学旅行などの宿泊行事が負担に感じている教員は9割近くに上るといいます。
生徒の立場からも、参加することがつらいと感じる場合もあります。
集団で行動することが苦手だったり、友達が少なくてグループ活動が苦痛だったり、様々な要因が考えられます。
一方、教員の目線からも、宿泊行事は非常に負担を感じます。
およそ2年前にも、私は修学旅行に関わる一連の準備と、実際の行事に忙しさを感じていました。
特に大変だったのは、
- アレルギーを持つ生徒の把握・食事の手配
- 旅程の調整
でして、これらは学年全体で動く必要があるので、何度も会議を開いて準備し、進行していかなければなりませんでした。
修学旅行自体は数日で終わりますが、それに関わる準備には何か月もかけなければなりません。教員にとっても非常に負担感が多い。
そもそもですが、学年全体で同じ目的地に行き、何百人の生徒を数十人の教員で引率すること自体、無理なことです。
「同じ場所へ、みんなと一緒に行こう」
もう、古くないですか?
テレビの時代からYouTubeなどのネット動画の時代へ移行し、CDで音楽を購入する時代から月額料金で好きな音楽を聴ける時代へと移行しています。
それと同じように、宿泊行事も「個別化」してもいいのではないでしょうか。時代の流れに明らかに逆行している。
学校そのものが、時代の流れに乗れずに古臭いことをかたくなに続けています。
学校教育は、時代の変化に対応できていない。