まだ、教師で消耗しているの?

教師を退職してから、エンジニアに転職する現在進行形のブログです

速さの問題 「先生には理解できない解き方」が算数の本質をついている

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算数が苦手な人は、多くの方が「道のり・速さ・時間」でつまずいてしまったかもしれません。

 

公式を覚える、やり方を暗記するなら、問題は解けるようになるけれど、本質は理解できません。

 

「きはじ・みはじ」なる計算用の図を与えられ、この通りに計算すればよい、という教育を受けてきた方、多いのでは?(実際に私も、小学校時代はこれを教えられていたのを覚えています。)

 

しかし、記事に紹介されている方の「先生には理解できない解き方」は、本質をついていて面白い。

nlab.itmedia.co.jp

 

 学校の先生は速度の問題がどうしてこんな計算の仕方になるのか分からないので、小学生の私は「公式を知っているフリをしよう」と。でも、公式を覚えたことはないんですね。実際、計算は比を使ったほうが早いです。

 

なるほど、先生は「教科書に書かれていることしか理解できない」としたら、算数の本質を理解しないままに子どもたちに算数を教えていることになります。

 

これって、大きな問題です。小学校の「全教科担任制」は、専門の教科以外も指導しなければなりません。算数は特に、教科書に書かれていること以外の深い理解も必要になってくる。

 

 公式を覚えるに越したことはないんですけど、速さは単位を見たり、本質を考えたりすれば導き出せるかも、というのがあります。それから、一番言いたいのが「嫌い・ニガテ・面倒には、好き・得意・便利にできる種があるものだから、簡単にあきらめないでくださいね」ということです。

 

教科書通りに答えを導くのが、算数ではないです。公式を覚えて、本質を理解しないまま答えを導くのも、算数ではない。

 

算数を指導するなら、やはり教師側の「本質の理解」は欠かせないでしょう。