親が先生役をすると、子供は成長できない3つの理由
こんにちは。masaです。
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます<m(__)m>
「親が先生役をすると、子供は成長できない」という記事をご紹介します。
子供の勉強について、親があれこれ口出しすると逆効果であることは、これまでのブログにも投稿しました。
私のこれまでの経験も踏まえ、親が子供の先生役をすると、子供は成長できない3つの理由について取り上げ、さらに「親が子供に果たすべき役割」についても記していきたいと思います。
親が先生役をすると、子供は成長できない3つの理由
親は、子供の勉強に関わらないほうがいいです。その理由を記します。
理由① 親の役割は勉強の指導ではない
親が子供の学習についてあれこれ言うのは、むしろ逆効果です。
学校では勉強のことを先生に指導され、家でも親が勉強のことに口を出される。
このような状況に、自分が子供の立場になったら、どう思うでしょうか。
私なら、もううんざりしてしまうかも。
子供も一人の人間ですから、感情という機能が備わっていて、たとえ親であっても「言われたくないことを言われる」のは、苦痛ですからね。
勉強の指導は、学校の先生に任せるべき。勉強に関して親は口出しをすべきではありません。
理由② 子供は親が考える以上に、自分のことを考えている
子供だからと言って、自分のことについて何も考えていないわけではありません。
大人が考える以上に、子供は自分のことをよく考えています。
もしかしたら、親に言われる前に、子供は自分から一歩踏み出そうと考えているかもしれないのです。「ちょっと勉強してみようかな…」と。
そんな時、
「もっと勉強しないとだめよ。しっかりしなさい」
という、親からのいらぬ一言を言われたら、子供はどう感じるでしょうか?
答えは明らか。一歩踏み出そうとするその勇気を、途中でやめてしまうかもしれないのです。
理由③ 子供は親に責任を問うようになる
親が子供の勉強について、あれこれ口出ししたり指導したりしていると、失敗したとき、子供は親のせいにします。
「言われた通りやったのに、うまくいかなかった」
このようなことを、子供が言うようになってしまうのです。こうならないためにも、子供自身の行動の結果を、子供の責任にゆだねることが必要です。
その際、成功した場合については、親は子供の「成功に至ったプロセス」を褒めましょう。決して、子供の「才能」を褒めてはなりません。
また、失敗した場合でも、親は子供に失敗の原因や理由などを子供に押し付けるのではなく、子供に寄り添うようにします。子供と一緒に失敗の原因を考える時間を設け、自分自身で考えさせるのです。
このような辛抱強さが、親の立場には求められます。決して、子供に一方的に親の考えを押し付けてはなりません。
親が子供に果たすべき3つの役割
逆に、親が子供に果たすべき役割についてまとめてみます。
役割① 見守り役
親の役割は、「見守り役」に徹することです。
とはいえ、なんでも子供に自由にさせるのは危険なので、必要な助言は与えます。
- 信号を無視して横断歩道を渡ると、どんな危険があるか
- 見知らぬ人についていくと、どんな危険があるか
- 宿題を毎日こなすと、どんな良いことがあるか
というように、子供自身に考えさせ、思考を刺激するような助言を与えると効果的です。
「~したらダメ!」という助言も時に必要ですが、なるべく子供の頭で考えさせる必要性があります。
必要な助言を与えたら、そのあとは「見守り役」に徹します。子供は見守られながら、様々なことにチャレンジし、学んでいくのです。
成功も失敗も、子供にとっては未知の体験。これらを積み重ねていって、どんどんと子供は成長していくのです。
役割② 自己肯定感を促す
子供に「自己肯定感」を持たせることも、親の役割です。具体的には
- 子供の努力についてほめる
- 失敗しても、努力すれば必ず克服できるとアドバイスする
- 結果、子供は自然と努力できるようになる
努力できるということは、子供は努力することに価値を置いているわけです。そのようにして、「努力すれば、難しいことも克服可能」と考えるようになり、自然と「自己肯定感」が芽生えるようになるのです。
これは決してきれいごとではないと思います。親の立場からすると、あれこれ言いたくなったりする場面もあるし、頭ではわかってはいても、なかなかできないことかもしれません。
でも、子供は日に日に小さく成長していって、その積み重ねでどんどん大きく成長してくのです。
役割③ 自立心を持たせる
そして、親の重要な役割が、子供に「自立心を持たせること」です。
子供の勉強や成績にあれこれ口出ししていても、子供の自立心を育てることにはなりません。むしろ、親の言うことを聞くだけの「機械」になるか、親に反発して勉強しなくなるかのどちらかです。
そうではなくて、子供自身が親から自立してくための支援をすること。これが親の役割です。
子供自身に起きる事柄には、子供自身がしっかりと考え、責任を持つことができるような環境を作ることこそ、親が子供に「自立心を持たせること」につながります。
「言って聞かせる」「ダメなところを指摘する」では、子供はいつまでたっても自立することはできません。大切なのは、自分自身で考えさせることです。
まとめ
これまでの内容を簡単にまとめます。
- 親の先生役はやめよう 子供自身で考えさせる習慣を身に着けさせるべき
- 親の役割は見守り役 辛抱強く子供と接しよう
- 親の役割は「努力をほめること」 子供の自己肯定感を高めるべき
教育について悩んでいる方は、とても多いと思います。
子育てに成功も失敗もありません。でも、できることなら、子供には豊かな才能を伸ばしてもらいたい、と思うのは自然なことです。
子供の教育について一貫して言えるのは、「子供の立場になって考えてみる」と、最適な方法が見つかる、ということです。
子供には想像もできないような才能が眠っている可能性がありますから、それを親の力ではなく、子供自身の学びから引き出してあげたいものです。
ということで、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました<m(__)m>引き続き、毎日ブログ更新をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。